この金額は2022年と比べ、およそ67%増となりました。これにより、ゲアン省は10億ドル以上のFDIを誘致した国内の上位地方トップ10にはじめて入りました。2023年、ゲアン省に対する新規投資プロジェクトは116件に達し、2022年と比べ、3.6倍となりました。また、新規プロジェクトと増資プロジェクトの投資総額は16億ドルを突破し、国内各省・市の中で8位にランクしています。同省人民委員会のグエン・ドック・チュン委員長は次のように語りました。
(テープ)
「ゲアン省ははじめて、『10億ドルクラブ』に入っています。2023年、『10億ドルクラブ』に入った3つの地方は、バリア・ブンタウ省、ハイズオン省、およびゲアン省です。これは目覚しい成果だと思います。FDIプロジェクトは各地方の労働生産性の向上や社会全体への財源の補足、技術移転、雇用創出、労働者の収入の向上に役立つものです」
ゲアン省のベトナム・SP工業団地に進出した Everwin Precision有限会社の起工式 |
ゲアン省のFDI誘致は全政治システムの連続的な取り組み、投資の誘致・促進や開放的な投資環境づくりを目指す刷新・改革、大規模なプロジェクトの誘致に向けての地方行政府の決意と努力による成果です。ゲアン省は工業団地に進出した投資家を対象に法人税の減免政策をとると同時に、ゾーニング、インフラ整備、人材準備、投資家向け手続きサポートを実施しています。ゲアン省のドンナム経済区管理委員会のレ・ティエン・チ委員長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「2014年~2016年期から現在までも工業団地のインフラ整備を促進するという目標を堅持しています。法律規定や投資政策、投資許可証に基づき、地方行政府は省内の市、県やドンナム経済区管理委員会、関係省庁に立ち退きの促進を指導しました。これは近代的なインフラ整備や投資誘致に便宜を図るものです」
2024年に入り、ゲアン省は国内のFDI誘致上位地方トップ10に入るという目標を掲げています。現在、同省はジエンチャウ県で500ヘクタールの第2ベトナム・シンガポール工業団地、および334ヘクタールを超える第2ホアンマイ工業団地を建設するため、土地収用を急いでいます。